冬こそ大気汚染対策!

今年も残りわずかとなり、寒さもますます強まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
年内最後の更新となる今回のブログでは、大気汚染をテーマにお伝えします。

大気汚染とは、空気の層が自動車や工場などから出る化学物質によって汚染されることを言います。
それだけでなく、その原因となる化学物質は空気中で人間を含む動植物にとって有害な物質に変化し、様々な問題を引き起こす原因になっています。

地球の大気は、火山の噴火や森林火災などの自然現象だけでなく、人間の活動によっても汚染されます。
その原因となる化学物質は、空気中で有害な物質に変化し、酸性雨や生態系の破壊など、動植物へも多大な影響を与えているのです。

そんな大気汚染は、冬季の対策が重要視されているという事実は皆さんはご存知でしょうか?

今回は、大気汚染について『地方や自治体が改善に取り組んでいる問題』と『弊社の環境素材で解決ができそうな問題』の2つに触れていきます。

 

◎『改善に取り組んでいる問題』

①都市・生活による大気汚染

特に寒い冬の生活を過ごすなかで必要不可欠なものとして、自動車や暖房が挙げられますね。
しかし近年、自動車の排気ガスや過度の暖房使用などに由来する、都市・生活型の大気汚染が顕在化しています。

具体的には、工場や自動車、飛行機などの燃料が燃えるときや、家庭での調理や暖房器具などを使うときには、呼吸器に悪影響を及ぼす窒素酸化物酸性雨の原因にもなる硫黄酸化物などの大気汚染物質が排出されています。

そして特に日本では、例年12月の大気汚染物質の濃度が高くなる傾向があります。
冬季の自動車交通量の増加ビルや家庭の暖房気象条件の影響などにより局地的に大気が澱みやすいため、大気汚染物質の濃度が高くなるというデータがあるのです。

これを受けて
東京都環境局は、冬季の大気環境のさらなる改善に向けて、11月から1月を「冬季大気汚染対策」推進期間として設定し、大気汚染物質の削減に取り組んでいます。
運転時にエコドライブを心掛けることや、公共交通機関の積極的な利用、オフィスや家庭での重ね着の工夫、暖房の過度な使用を抑えることで、大気汚染物質の削減のみならず、省エネや節電などにもつながりますね。


◎『弊社の環境素材で解決ができそうな問題』

②生産活動による大気汚染

先述した通り、大気汚染は私たちが社会活動を行うことに伴って引き起こされます。
工場などが生産活動を行う際に多量の有害物質が排出されることも、大きな原因のひとつです。

日本は、高度経済成長期などと比較すると劇的に改善していますが、現在も鉄鋼・鋳物の工場や火力発電所などから、硫黄酸化物や窒素酸化物といった大気汚染物質は排出されています。
これらの大気汚染物質は大気汚染防止法で規制されているため、各企業は、気体中の粒子状物質を分離除去する集塵装置や、排出ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物を除去する技術によって削減に努めています。

しかし、資源エネルギー庁の部門別最終エネルギー消費のデータによると、大気汚染物質の排出量は微減にとどまっている現状です。
大気汚染物質を削減する技術は年々進歩していますが、さらなる汚染物質削減のためには、生産の段階から改善することが求められています

この問題の解決に繋がりそうな弊社の環境素材は、「C-shield(シーシールド)」です。

「C-shield」は、植物油を主成分として構成された、生活鋳型用の炭素質添加剤です。
主に鋳物を造る際に使用され、有害物質の発生を抑制するとともに鋳物の質も高める効果を持ち合わせます。

鋳物は、家電製品、暖房用品、日用品、レジャー品、建築部材など、用途に合わせて素材や製法を変えることにより、幅広く利用されているため、あらゆる生産物に「C-shield」を用いることができるといえます。
この新素材が、大気汚染など環境問題の解決や、産業のさらなる発展への
大きな一歩になるかもしれませんね。

「C-shield」についてはこちらから!→ Click!


2021年までは、環境省により12月が「大気汚染防止推進月間」とされており、現在では固定的な期間指定を行わずに取組みを促進しています。
今回、東京都環境局による「冬季大気汚染対策」推進期間を話に挙げましたが、同様の推進・啓発活動は、東京都以外の各都道府県や地方自治体も行っています。

この機会に、エコドライブやウォームビズ、ウォームシェアなど、日常生活の行動ひとつから見直すことで、
環境に優しく、暖かい冬を過ごしてみませんか?


回更新は2月を予定しています。
是非お楽しみに!

本年もありがとうございました。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください!

 

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